スタッフブログ


by sasashige_azabu

年末のご挨拶


いつも当店をご利用頂きましてありがとうございます。

年の瀬の西麻布の街はまあ静かなものです。
すでにお正月気分かのような喧騒のないゆったりとした時間が流れているように感じます。
私はこういう時間の流れがなんともなく好きです。

さて、昨日、私の鉄板焼の師であり、恵比寿バンブーグラッシィ(http://www.bamboograssy.com/)のオーナーの長沼さんと東京駅大丸にある鉄
板焼きに行って参りました。

料理の鉄人M氏がプロデュースし、京都の有名店他日本の料理界名だたる著名人とのコラ
ボレーションした鉄板焼きだそうです。

いつも忙しい私たちはランチ忘年会と称し、久しぶりに二人でゆっくりと食事をする予定でした。
流石にこの業界で超有名人の長沼氏、座ってすぐにグラスシャンパンがサービスされるなど、
いたせりつくせりの待遇。。。

味や技術はともかく、インテリアやラグジュアリーな雰囲気はなかなか楽しめ、勉強になりました。

常々、私は飲食を営む上で3つの「味」を大切にしております。、

それを「先味」「中味」「後味」と申します。

「先味」とはご予約のお電話の対応からご来店頂き御注文されるまでの印象。
「中味」とはお料理、接客の印象。
「後味」とはお会計後の印象を指します。

この3つの「味」のバランスが我々にとって最も大切と思います。

営業職で言えば「アポ取り」「プレゼン」「見積り」「クロージング」「アフターフォロー」ということに
なるのでしょうか。

もちろん、お料理という商品力に自信があることが前提なのですが、この3つのバランスが少し
でも偏ると、お客様はこんな風に思われます。

「あそこのあれは美味しいんだけど・・・」
「雰囲気はいいんだけど・・・」
「いい店なんだけど値段が・・・」

そして多くの飲食オーナーは
「何故美味しいのにお客が入らないんだろう???」
「何故リピーターが増えないんだろう???」
「こんなに値引きしてるのに・・・」

と悩んでしまいます。
あるオーナーは新規顧客獲得にサービスチケットと広告費にコストをかけ、あるオーナーはコス
トカットのため原価率を下げ、と色々と手を打たれるわけです。(良い悪いは別として・・)。

私は常々、私自身がこのバランス感覚を失ったら現場は辞めさせて頂こうと思っております。
また、経験から、このバランスを失うと人は往々にして、人の意見や助言を聞かなくなってしまう
傾向にあるように思います。
もちろん私はまだまだ勉強の域であり、発展途上であると信じておりますので当分先のことで
はあります。

ただ、いつかその時がきたなら、情熱と時間は経営と人材育成に傾け、次のステップに進めた
らな、と思います。

久しぶりに師と共に他の鉄板焼きに行き、改めて自分のお店の良し悪しに気づかされました。
多々ある至らない点を発見できた自分に少しだけほっとし、こうしてブログにコミットメントするこ
とで、自身に鞭打った次第です。


私は心から飲食業が好きです。
この職業が天職です。
どんなに、どんなに苦しいときも辛いと思ったことは一度もありません。

そしてこの仕事は一人では決して出来得ません。

多くのお客様はもちろんのこと、生産者、業者様、従業員、そして多くの仲間や友人、家族に支
えられてこそ、店舗が建ち、会社が経ち、私自身が立ち続けることが出来るのだと思っております。


今年の通常営業は本日が千秋楽。

本年も大変お世話になりました。
心から感謝申し上げると共に、
来年も皆様にお会いできることを何よりも楽しみに致しております。

※尚、新年の営業は1/5からとなっております。
お休み中は当店HPのオンライン予約、ぐるなびのオンライン予約システムから
お席の確保が可能で御座います。


どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さいませ。

平成二十年十二月二九日

鉄板焼キュイジーヌ 笹繁
店主 山本武弥
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by sasashige_azabu | 2008-12-29 14:30